やっぱり欧州にもあった、床の軋みを減らす応急処置

職人日記

知り合いの若い職人から相談を持ち掛けられる
…「床の継ぎ目の軋みに文句言われたら、どう直せば良いか?」

永遠の課題、と言っては大袈裟だが、良く聞く話。
我々が良くやるのは台所用洗剤の原液を継ぎ目に僅かに注入してやる事。固い物が擦り合って鳴っている所に、潤滑剤を入れてやる原理。これで大抵の場合は直る。

ところがラミネートフローリングの様な、こすれ合う部分が非常に硬いタイプ、そしてフロ-ティング工法の様な糊釘を使わないタイプだとおいそれとは行かない。

さて、どうするか?

これまで実績と効果在りし解決策は、施工時にサネ部分に糊をくれてやる事。職人にはちょいと手間が掛かるが、軋み低減には有効。この手法、もともと店舗路面店でのフローリング使用時、玄関付近は雨を持ち込まれる事で、継ぎ目から水分が吸収され、結果、フローリング目地が盛り上がると言うクレームの解決法だった。

これまでは、国産の安価な糊から選んで、この応急処置を採用してきたが、フローリング先進国にはやっぱりあった。

スウェーデンBONA社フロ-ティング工法端部専用糊「グルークリック」

常時国内に在庫、1本から、手頃な値段で買えると言う。こりゃ、都合良い!

この手の輸入商品で、一番大事な事は、責任&使命感をきちんと持って扱う日本の輸入元がある事。使用場所に拠っては、製品安全データシートやら成分表やら、必ず出せと言われる。

この点でも、この製品は安心だ。

フローリング先進国から、こうした便利で安全な床工事の付帯品・付属品がきちんとした業者がきちんとしたルートと販売手法で導入され、そして我々、現場の手に届く事を願って止まない。